STORY 04 / 04

被災地で受け取ったものを、
これからの備えへ。
被災地で受け取ったものを、
これからの備えへ。

仲間と事例集を手にしている活動写真。

8.感謝を、次の人へ手渡す仕事に。8.感謝を、
次の人へ手渡す仕事に。

陸前高田で関わってきた人たちは、私に地域のことを教えてくれました。経験を聞かせてくれて、活動に参加させてくれて、私自身のやりたいことも応援してくれました。

その人たちへの感謝と、恩返しをしたいという思いがあります。

今の私が取り組んでいるのは、受け取った経験や思いを、次の人の備えにつながる形にすることです。

防災に取り組む人の思いを、文章やデザインにして届ける。講座や体験で、自分や家族ならどうするかを考える。家庭の暮らしに合わせて、備えを一緒に進める。

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現在案内している「防災×デザイン」「もしものイメトレ」「おうちでサバイバル」は、そのための3つの形です。

制作では、届けたいことや悩みを聞くところから。講座では、聞くだけでなく、自分で考え、話し、試す時間を。家庭の備えでは、何から始めればよいか分からないところから、一緒に準備を進めることを。

形は違っても、まず相手の話を聞き、その人に合う次の一歩を考えるところは共通しています。

人の話を聞き、文章や制作にまとめるイメージ

9.将来の夢に「防災士」が並ぶ未来へ。9.将来の夢に
「防災士」が並ぶ未来へ。

災害のあとに、「もっと備えておけばよかった」「過去の教訓が生かされていない」という声を聞くたびに、同じ後悔を繰り返さないための学びを、日々の行動につなげたいと考えてきました。

伝える活動の多くは、助成金やボランティアに支えられています。命を守りたいという強い思いがある一方で、学んだことが暮らしの中の実践まで届かないこともあります。

命を守るための知識や対話が、仕事としても続けられる社会にしたい。その問いも、私がこの活動を始めた理由のひとつです。

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消防士や警察官のように、いつか子どもたちの将来の選択肢に「防災士」が自然に並んでほしい。そんな未来を願っています。

ひとりで小さく始める取り組みですが、同じ思いを持つ方と、少しずつ考え、発信していきたいと思っています。

家族の備えを見守るイメージイラスト。

10.ひとつ分かる。ひとつ、できる。10.ひとつ分かる。
ひとつ、できる。

防災というと、覚えることも、準備するものも、たくさんあるように感じるかもしれません。

何から始めればよいか分からない。自分の家には何が必要なのか分からない。活動で伝えたいことはあるけれど、どう届ければよいか分からない。

そうしたところから、お話を聞かせてください。

一度にすべてを決めるのではなく、まずひとつ分かること。次に、ひとつできること。その積み重ねを、一緒につくっていきたいと思っています。

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被災地を初めて訪れたときの私は、分からないことばかりでした。人に会い、話を聞き、教わり、参加して、自分でも試す中で、少しずつ関わり方が変わってきました。

私と関わった一人ひとりに、次の災害を生き抜いてほしい。

そのために、受け取った経験や思いを、これからの暮らしへつないでいきます。

久保玲奈|防災伴走人

INTERVIEWS & PROFILES

私を紹介いただいた記事

移住のこと、地域との出会い、大切にしていること。これまでの取材やインタビューでもお話ししています。